山形県鶴岡市のピアノ教室 – ヤマハ音楽教室とピアノ調律、楽器販売、本格的なレッスンを行っています

審査員講評

審査員を務めていただいた、佐藤博幸先生より、2025第25回山形県ジュニアピアノコンクール庄内地区大会の講評をいただきました。

よろしくお願い申し上げます。

審査員講評 佐藤博幸先生

今日は楽しく演奏を聴くことが出来ました。日頃の練習の成果が十分発揮されたと思います。
[基礎A~B]
表現を工夫して表情豊かに弾いてた方がいらして楽しかったです。なるべくなら適正な範囲のテンポで弾けるようにしましょう。テンポによって同じ曲とは思えない程雰囲気が変わるのでテンポの設定は重要です。
[初級A]
全体に創意工夫がなされているのと、かなり細かい箇所まで繊細さを持って表現されていて感心しました。まだテクニックの基礎を学んでる段階だと思いますので、テクニックの習得と表現とのバランスを保ちながら育ってほしいです。
[初級B]
小学校高学年になると打鍵力がついて、テクニックも備わってきている印象です。それ故に素早い運指のフレーズこそ表現を大切に弾いてほしいです。
[中級A]
バッハは対位法の曲ですが、皆さん内在する和声進行を感じ取って弾いてました。早い動きのフレーズは、その動きにだけに拘ってしまう傾向があります。余裕を持って奏でられるように練習しましょう。
[中級B]
バッハは細かな表現を工夫して演奏出来たと思います。ロマン派や近代の音楽には、表現に多様性が求められます。曲全体の作りを理解しつつ、場面毎の表現についていろいろ試しながら仕上げてみてください。

以上今回皆さんの演奏を聴いた感想を記してみました。何かの参考になれば幸いです。ありがとうございました。

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